家族が病気になって初めてわかること

入院している部屋を訪れる

手術が終わった家族が入院している10階まで来ました。入院している病院は数年前に建て直したため、すごくキレイでした。そして、家族の名前が書かれた表札のある部屋を探しました。ここで10階とは聞いていなのですが、部屋の番号は聞いていませんでした。うちの家族はみんな大雑把なところがあり、要点しか伝えないことが多く、あとは何とかなるでしょという性格です。

1つの部屋には4人の患者さんがいます。そして、入院している家族は左奥にいます。カーテンで仕切られており、中に誰がいるかはわからないようになっています。そして、おそるおそる左奥のカーテンの中を覗きました。すると付き添いの家族と手術をした家族がいました。その光景をみたとき初めて大きな病気をしていたんだなあと実感しました。

昨日まで普通に元気だったのに、点滴を付けて横になる寝ています。面会に行ったときは麻酔は切れており、普通に会話はできる状態でした。このときなんと声を掛けてよいか迷ってしまいました。すると私の存在に気づき、「大丈夫だよ」と声を掛けてくれました。あまり心配を掛けてはいけないと思い、そう言ってくれたのはわかりました。ただ、手術直前なのでかなり痛そうです。

それから私は何も言わない状態でずっと見守っているだけでした。何か声をかけたいと思っているのですが、声が出ない状態でした。そして、沈黙が続いたのですが、「もうご飯食べた」と聞いてきました。「まだだよ」と言いました。次に「もう元気だから大丈夫」とホントに心配を掛けないように気遣っているようです。本当に大変な手術が終わった後なのに、何とも言えない時間過ぎました。

面会していた時間は10分程度でした。付き添いの家族は消灯までいるということで、自分は先に家に帰ることにしました。何度も言いますが、このとき家族は病気になったんだと実感する瞬間でした。